2017-11

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長編出来ました - 2012.11.23 Fri

実に3ヶ月ぶりの更新である。

仕事が忙しくなかなか更新で出来ず日々チェック頂いている方々には
本当に申し訳ない限りでございます。

・・・なんて微塵も感じていない今日この頃

実は仕事なんかも全然忙しくありません
という訳で、皆さん如何お過ごしでしょうか

悪びれる様子もなく正念の悪さを露呈さしたまま
いってみたいと思います。


その日は明け方から蝉の声が騒がしかった。
アサヒスーパードライ並みに
キレがよかった排便に気を良くした私はアニキを引っ張り出す力に
いつも以上の力が掛かっていたのだろう

ガ~ラガラガラガラガラ~~~~っと
勢いよくカンピョウ剥きのごとく紙を大量に放出させてしまった
なんつう回転だグリス抜きもしてないのに否、ベアリングも入ってないのに
などと感心しつつポツリつぶやいたのである。

我が家はペーパーホルダーの紙切板がデフォルトで上げっぱなしである
理由は紙を引き出すときカタカタ五月蝿いからである。

よく見てみると

なんということか・・・

トイレットペーパーが見事にバックラッシュしているではないか・・・

その様を見て便所紙さえバックラッシュさせてしまう己の不甲斐なさに嫌気が差した
野放図なニーニー蝉の泣き声に少し苛立ちを覚える八月の午前四時を少しまわった頃である。


ふと振り返ってみると、かれこれ20年近く歯磨き粉を変えていないことに気づく
フレーバーこそ変えてはいるが飽き性の私の性格からすればこれは凄いことなのではないか
最早お口の伴侶とも呼べるクリアクリーンで右の奥歯を磨きながらそんなことを考えていた。

顔を洗うのもそこそこに
カブー社製のサファリハットのアゴヒモのストラップを顔の輪郭が変わるぐらいまできっちり閉め
10年ほど前に購入したクロックスのオマージュ品、黄色いフロッグスを引っ掛け
タックルボックスを車に放り込んだのである。

夕べ降った雨が乾ききらない路面はマッドテレーンとの相性が抜群で
フジワラのトウフ屋の早朝配達のごとく後輪を慣性スライドさせながら
足繁く通うリバサフェポイントを目指したのである。

途中コップの水を何回も補充したので到着が遅れてしまった
沽券にかかわるので付け加えておくが現地までの道中、山道なんて一切ないんだからね!!

コップからこぼれた水でびしょ濡れのフロアマットのことは気にしないで
出遅れた分、焦燥しながら出艇準備にかかる

車のルーフキャリアから軽薄な赤色のポリエチレン樹脂で形成されたターポン百式を手際よく降ろし
レイトンハウスの初期のロゴのような格好で頭に艇を載せ川岸までフウフウ言いながら運んだのである。

カヤックを一旦下ろしてしまえば後はイタダキ
余裕のヨッちゃん、トシちゃん、マッチ、モッくんである
あれ誰か多いぞ!なんて細かい事を気にしているのは誰だ!
お前か!それともお前か!!いや俺だな・・・

本日の狙いドコロはけっこうなカレントでネチネチなんかしてられない
キャステングの精度と、ずる引きでもOKなルアーのセレクトが必要なのでございます
よってブライトリバー製の金グリストンプに登場願います。つうか最近こればっかりですが

相変わらずなキャスティング精度を誇る我が右腕のせいで購入当時のあのギラギラでエロエロな輝きも今は昔
ずいぶんくたびれキズキズな有様、おまけに尻のスイッシャーは見事に破損しヒートンしか付いてない
そして極めつけはコレマタ尻のダブルフックも折れてシングルフックへとまさに満身創痍。
こんなファーストチルドレン状態なルアーで果たしてブラックバスエルと一戦交えることが可能なのだろうか?
世界再建の要、人類の砦となりえるのだろうか一抹の不安を胸にエントリーパドルを水面に挿入したのである。

バッシャ!バッシャ!と漕ぎながら葦が連立政権を組むエリアの上流、本流から少しそれた淀みに停った
昨夜の雨の影響で水かさが若干増えてはいるものの濁りもほとんどなく実に良い塩梅である。

今回狙い打つポイントは葦エリアが上流から下流にかけ300メートル程続く絶好のポイントではあるのだが
なんせ流れが速い!実はたいしたことない流れなのかもかも知れないがカヤックで釣りをするのは結構厳しい
そして葦ポイントを抜けるとそのすぐ下流には1級程度の瀬が待っていおりその瀬の手前には
沈下橋がムンズと腕を組んで待ち構えているのである。

沈下橋の手前からは水深が目まぐるしく変わりカレントが複雑になっているので
早々に離脱しなければ竿をパドルに持ち代えることなく無防備な状態でホワイトウォーターに突撃するか
最悪、橋脚にメガヒット、ハタマタ超最悪な場合は橋に頭をヒットさせ流血デスマッチの危険性がある
ヒヤヒヤ、ドキドキ、アドデンジャーゾーンなのである。

そんな訳で上流からK点までの間キャストの回数に限りがある
出来れば一番良い場所にピンスポットで打ち込みたいが今日の調子はどうだろうか?
まるでサーキットのピットのように穏やかな淀みでプラクティス前のF-1パイロットのような面持ちで下流を鑑みた。

狙いを3箇所に絞りむことにする
葦のオーバーハングが所々ぽっかり口を明けている場所が数箇所点在するので
そこに放り込めばかなり期待できるんじゃないと読む
キャステングに絶対的な難を抱える私にはかなり過酷な任務になりそうではあるが・・・

男にはやらなければならない時があるのである。

今頃、どこに隠れていたのかクリアクリーンの顆粒が一粒唾液と共に流されて舌に漂着した
それを奥歯に誘導しゆっくりとかみ締めた

さあバトルの幕開けである
ファイト!イッパーーーツ!!
雄たけんでパドルを水面に突っ込んだ!!!



程なく流れに乗ってグングンと艇は加速していくパドルを逆回転し艇の勢いを制御するが
さほど効果は見えない、しかし何もしないと艇の向きが良からぬ方向を向いてしまうため
ある程度修正しながら流に身を任せる必要がある

一つめのポイントに差し掛かった艇の方向は問題ないパドルを膝の上に静かに置いた
距離が近いため竿をあまりタメずキャストするが・・・・
力みすぎの為キャステイングのタイミングが大きくズレかなり手前に着水してしまった

これではギルエルも相手にはしてくれないだろう

ここは諦め次のポイントに備えようとリバーM42のハンドルを回した瞬間
ゴボッ!水面が割れルアーが消えた
間髪入れずラインが走り、一瞬竿がしなるも
とたんに虚しく空を切った
クゥウウ!!!思わず声が漏れる
悔しいぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


そうしている間にも艇はズンズン進んでいる


ええでええで今日はエエデ!!

ウフフフフフ・・・・・
えへへへへへへ・・・・
ゆゆゆゆゆゆゆゆ



ゆゆゆゆゆってなんだよ




そして早くも二つめのポイントに
改めて自分の位置を診た沈下橋までまだまだ十分に距離があるのを確認して葦際に上体を向けた
今回の落としドコロは中距離程度、わりと得意な距離であるがオーバーヘッドキャスティングは諦めざるを得ない状況である。
雑木が迫り出し葦のオーバーハングの上にもう一つのオーバーハングがあるイケズなロケーションがなんとも憎らしい。

仕方なく不得手なサイドキャストで狙うしかない

距離を推し量って着水地点に向かって竿を水平に構えた
そして丁寧にゆっくりその軌道上に竿を乗せ
このグラスロッドに与えられた反発性能に全てを任せるのである
改めて己の無粋な力を加えてはいけないと肝に銘じる
ラインの先に結ばれている5/8オンスの質量を十分に感じ
力強く竿が戻ってくる感覚に意識を集中しながらテンポよく
目標をセンターに入れてキャスト、目標をセンターに入れてキャスト
何度も自分に言い聞かせるように呟いた

やがて時は満ちデュポン社のストレーンを模した
金色のナイロンラインが巻かれたスプールを制御している右親指を解き放った。

想いは時に扉を開く!
波紋が広がった先は、葦際ベタベタその間僅か数ミリ集中力は最大値をマークし
綾波ストンプとのA-10神経接続はオールグリーンのシンクロ率100パーセント超をたたき出した
リバーM42のハンドルを1回転ほど回しクラッチを戻すと同時にラインに適度なテンションを掛ける
ブライトリバー製フラッグシップグラスロッドSATORIのティップを軽く手前に引き寄せた。

最早、尻のスイッシャーは亡くなりダブルフックはシングルフックへと変貌を遂げている綾波ストンプ
省エネを叫ばれる昨今ではあるがここまでストイックに必要な機能までも削ぎ落とした綾波ストンプが
アンビリカルケーブルを切断され活動限界の5分を使い切った初号機のような底力を見せたのはその時である・・・

カポッ!。

控えめな音ではあるが葦を揺らす風音と共に私の耳へ明瞭に届いた
着水した瞬間から片時も目を離すことの出来ない綾波ストンプが捕食音と共に今まさに水面から消えた。


直後、私は判定が下るその数秒を神聖な時間と受け
高鳴る鼓動を抑えつつ吉と出る瞬間に備えるのである。

私はフッキングと呼ばれる概ね竿をしゃくり上げる動作ををしなくなっていた
手練た釣り人はそれらの動作を釣果に結びつけるのだろうが事、私に関して言えば
してもしなくてもバレる時はバレるので無駄なことはやめてしまったのである
竿先に生命感を得られるまで眉間に皺寄せ待つのである
又、最近でいえば逆にこの運に任せる神聖な時間こそが
私の最大ドーパミン垂れ流しタイムに変化してしまっている。

判定は吉となり竿が美しい弧を描いた正確には描いていたであろうが正しい
その優美な竿のしなりを一秒たりとも堪能することなく
無我夢中で糸を巻く一刻前の悠長な間はそこには微塵も感じられない
打って変わって激しく巻き立てたのである。

相手は激しく川底を目指して突っ走った左舷から竿先が水中に引きずり込まれた強烈な引きである
なんとか耐えようと左手首に力を込め竿を立てようとするもスプールからジリジリとラインが引き出される
慌てて左親指に力をこめスプールの回転を制御した。

直後・・・

突如、今までのやり取りが嘘のようにグラスロッドは元の無機質で直線的な姿勢に戻り
竿先から雫をたらして川面に小さな波紋を作っている。
祈るような気持ちでリバーM42のハンドルを幾ばくか巻いてみるもいささかな反応も感じられない。

ふっと緊張の糸が切れ前頭葉が悔しさの感情を引き出し咆哮をあげようと腹に力を入れたその時
アンテイークブラウンに丁寧に塗りあげられた竿が再び水中に引きずり戻された
トップガイドから3番目のガイドまでが完全に沈み今4番目のガイドは水面で小刻み揺れている

完全に不意打ちを喰らった驚きと焦りで体勢がぎこちないが延長戦決定である

少しリクライニング気味に設定しているカヤックシートのハイバックから上体を起こし姿勢を正した
今一度、竿を握る左手に力を込めじりじりと竿を引き立てた
相手の抗う力に少し陰りが見えていた
透かさずラインを巻き上げるが川の流れと相まって兎に角重い
その感覚はオンリーサーフェスの縛りを設けていない頃よく水中で引っ掛けた障害の数々が懐かしく頭をよぎる
瞬刻、身を翻した浅緑に輝いた太い魚影に鮮やかな墨色の斑点が確認できた
疑いようのない事実に今一度狂喜した
姿を見るまでははニゴイではないかと甚だ勘ぐっていたのである

竿を去なすことよりラインを巻くことに心血を注ぐもリールのハンドルを回す手に余計な力が掛かる
巻いている感覚にまるで実感が沸かない。巻いても巻いても一向に距離が縮まらないような錯覚に陥る
先ほど目にした魚影の大きさが徐々に大き重圧を与え己の行動に呪縛をかけた
最早、相手とのやり取りを愉しむゆとりは微塵もなかった
只々、釣り上げたかった、それしかなかった

ゆっくりと距離を縮め引き寄せ露になったその姿に
今まで現実に捕らえたことのない焦がれ続けた堂々たる体貌に思わず震えた
右に左にゆらゆらと力なく抗う様に懇願するように右舷に引き寄せ
今まさにその大きな口辺に手を掛けようとしたその時!

激昂した飛沫が立ち烈々たるエラ洗いを我に見せ付けたその雄雄しい勇姿には畏怖の念すら覚えさせらた
今一度川中へと呪縛を振りほどかんと猛進し大きく竿を曲げて見せたが彼の最後の抗いも根元までしっかり喰らいこんだ釣り針には成すすべがなかった。


期は熟し慎重にそして確実に掴んだ下顎に力を込め水中から引き抜いた
堂々たる体格から滴る雫が太陽の光で輝いたその光景は美しくそしてなぜか儚げでもあった
やがて何者にも代え難い釣り上げた者にしか訪れない空気に包まれ
過去に類を見ない爽快感に打ちひしがれた


強靭な引きに艇の向きがほとんど変化せずやりとりに集中できたのは隆々と流れる川の流れが幸いした
膝の上に置いたパドルがバランスを崩し膝の上から落ちそうになっているのを右手で少し修正し
今一度、重さに耐えかね震える左手を高々と掲げわが人生に刻む最高の一本に視線を送り
腹の底から歓喜の雄たけびを上げたのである。



全力で格好付けて綴った
文面にそぐわない
IMG_0371.jpg
恐ろしくヘボイ構図がなんとも
私らしい・・・


偉業を達成した幸福感に十分浸る時を与えてくれるほど自然は甘くないのである
気がつけばK点を超え流れは複雑なカレントへ移行し艇は既に安定を失いつつあった
左手に魚を掴み右手だけでパドルを漕ぐも一向に流れから離脱できない
魚を逃がしてやれば問題ないのだけれど・・・

やはり残したい・・・
次は無いかもしれない千載一遇の功績を追憶以外の確たる証拠として留めておきたかったのである
あれこれ考えてる暇は無い!緊急離脱に全力を注げ!!膝丈のデニムパンツの上に魚を横たえ
やんわりと魚の体表粘液と水が混ざり合い濡れ染みこむあの嫌な感覚を尻目にいつもより大きなストロークでパドルを漕いだ
先程から緩みっぱなしの間抜け面はこの先撮影する殆どの写真は照準の合っていないピンボケ画像になることを
まだ知らない。



ブライトリバーのタックルに感謝!
DSCF3673.jpg
そして人生初のファイブオーアップに合掌!!!





釣果以外のプロセスに拘り釣れない時間に快楽を見出すことの出来るマゾヒストだけに許された愚行オンリーサーフェス。
この崇高で愚かな行為に取り憑かれたらもう最後、今後縁を切ることは難しい・・・
なぜなら極、稀に垣間見せる究極のデレに完全にヤラレてしまうからである。






























うへへへへ

53センチ!

あはははは

いひひひひ






終わり













Betsy & Chris/白い色は恋人の色
Betsy++Chris.jpg

まったくと言って良いほど癖がない
そして少し悲しい感じのハモリが
メロディーの良さを引き立ててます
北山修と加藤和彦最強のタッグですね

数年前紅茶のCMに使われて
母親が良く口ずさんでいたことを思い出しました
名曲は凄いですね遠い記憶を呼び起こす
色々な思い出とともにね

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モノに対する執着は超一流、釣りの腕前と人格は超三流そんなゲカチが
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